
エンジニアって、理系や情報系の学部出身じゃないとなれないんですよね?プログラミングも全然わからなくて、自分には関係ない世界だと思ってたんですが…。
「文系・未経験でもエンジニアになれる?」という質問は、キャリア相談でも非常に多く受けます。正直に言うと、答えは「なれます」です。ただし、やり方と覚悟次第という条件付きで。
私自身も、25歳でメーカーの営業職からフリーランスに転向する際にプログラミングスクールに通い、6ヶ月で実務レベルの基礎を習得した経験があります。現在はキャリアアドバイザーとして年間100名以上の転職相談に携わっていますが、未経験からエンジニア転職を成功させた方も少なくありません。
この記事では、私の実体験とアドバイザーとして見てきた事例をもとに、未経験エンジニア転職の現実と、実際にどう動けばいいかを具体的にお伝えします。「プログラミングって自分でもできるのか?」という段階の方に、特に読んでいただきたい内容です。
この記事でわかること
- 文系・未経験でもエンジニア転職できるのかの現実
- 転職までの6ヶ月間でやった準備の具体的な手順
- スクール vs 独学、どちらが現実的かの判断基準
- 転職活動で実際にぶつかった壁と乗り越え方
- エンジニア転職に向いている人・向いていない人のチェックリスト
未経験エンジニア転職は「20代」なら現実的な選択肢になっている
まず大前提として、エンジニア市場の現状を整理しておきます。IT人材の不足は年々深刻になっており、経済産業省の試算では2030年に最大79万人のIT人材が不足すると言われています。この状況が、未経験でも採用される門戸が広がっている最大の理由です。
ただし一つ注意があります。「未経験でも採用される」という事実と、「誰でも簡単にエンジニアになれる」は別の話です。採用されるには、それなりの準備と実力の証明が必要です。その準備のやり方こそが、この記事の核心です。
未経験エンジニア転職で「成功する人」がやっていること
- 学習の方向性(言語・領域)を最初に絞る
- 転職を見据えたポートフォリオを作る
- エンジニア転職に強いエージェントを使う
- 30社以上に応募して数で勝負する
- 最初の1社は「入口」として割り切る
私がプログラミングを学ぶことを決めた理由
📝 ハルキの体験談
25歳のとき、中堅メーカーで営業職をしていた私は「このままでは10年後も同じことをやっている」という焦りを感じていました。年収は310万円で、上がる見込みも薄い。「手に職をつけたい」と思ったとき、最初に浮かんだのがWebとプログラミングでした。「コードが書ければ仕事を選べる」という話を聞いたことがあったからです。独学でHTMLとCSSを触ってみて、「これは自分でもできるかもしれない」と思えた。それでプログラミングスクールに6ヶ月通うことを決めました。当時は「エンジニア転職する」という明確なゴールよりも、「スキルを身につけて選択肢を増やす」という感覚の方が近かったです。



「スキルを身につけること自体」が目的ではなく、「スキルで選択肢を広げること」が目的でした。その軸がブレていなかったから、6ヶ月間続けられたんだと思っています。
転職を実現した人がやった準備の手順
私自身の経験と、アドバイザーとして支援してきたケースを合わせると、未経験エンジニア転職の準備には「やること」に明確な順番があります。この順番を間違えると、学習期間が無駄に長くなったり、ポートフォリオの質が低くなったりします。
スクール vs 独学、どちらが現実的か
「プログラミングはスクールに行かないとダメですか?」という質問も多く受けます。正直に言うと、どちらでもエンジニア転職は実現できます。ただし「向いている人」が違います。
独学が向いている人
- 自己管理できる・毎日時間を確保できる
- 費用を極力抑えたい(スクールは30〜60万円が相場)
- 「わからないこと」に直面したとき、自分で調べて解決できる
- 転職まで12ヶ月以上の余裕がある
スクールが向いている人
- 「一人だと続かない」タイプ(大多数がここ)
- 6ヶ月で集中して習得して転職まで繋げたい
- 転職保証・キャリアサポートがついているサービスを使いたい
- メンターに質問できる環境で学びたい
⚠️ スクールで注意すること
「卒業したら就職できる」ではなく「学んだあとに転職活動で採用される」のが正しい理解です。スクール修了イコール転職確定ではなく、ポートフォリオの質と転職活動の動き方が重要。転職保証があるスクールも、保証の条件(応募数・期間など)を事前に確認しておくことを強く推奨します。
転職活動で実際にぶつかった壁と対処法



ポートフォリオを作っても「実務経験がない」って言われたらどうしたらいいんですか?諦めるしかないんですかね…。



その壁は、ほぼ全員がぶつかります。でも乗り越える方法はあります。最初から諦めるのは早いです。
よくある壁①「実務経験がないと書類選考を通らない」
「未経験歓迎」企業と「経験者優遇」企業を分けて応募先を設計することが重要です。未経験枠は数が限られているので、30社以上に応募することが必要になります。また書類選考でポートフォリオのURLを記載することで、実績の代わりとして使えます。
乗り越え方:ポートフォリオの「質」で差をつける
① 機能を絞る多機能より「1つの機能が完璧に動く」方が評価される
② READMEGitHubに「なぜ作ったか・工夫したこと」を書く
③ 実用性自分が実際に使いたいと思ったものを作る(面接で熱量が伝わる)
④ 継続改善転職活動中も改善し続ける姿勢を見せる
エンジニア転職後の年収と仕事の実態
「エンジニアに転職すれば年収が上がる」は、部分的には正しいですが、全員に当てはまるわけではありません。特に未経験からの転職初期は、注意が必要です。
📝 ハルキの体験談
未経験からエンジニア転職した方の初年度の年収は、300〜370万円のケースが多いです。以前より下がる方もいます。ただしエンジニア職は実務経験2〜3年で年収が急伸びするキャリアで、未経験入社から3年で500万円超えた方も複数見ています。「最初の1社は入口として割り切る」という考え方が、結果的に長期のキャリア形成につながっています。
エンジニアへの転職は「ゴール」ではなく「スタート」
最初の転職で年収が多少下がっても、3年後・5年後のキャリアが大きく変わります。今から始めた人が5年後に1,000万円を超えるケースも、IT業界では珍しくありません。
未経験エンジニア転職に向いている人・向いていない人
最後に、「自分はエンジニア転職に向いているのか」を考えるためのチェックポイントをまとめます。「向いていない」はやめるべき理由ではなく、準備の仕方を変えるヒントとして使ってください。
向いている人
- 「わからないことを調べて解決する」が苦でない
- 論理的に物事を考えるのが好き
- 成果物(何かを作ること)で評価されたい
- 継続的に学ぶことへの抵抗がない
要注意
- 「年収が上がるから」だけが動機(それだけでは続かない)
- エラーやバグで詰まったとき、すぐ諦めてしまう
- 人と話すことだけが得意で手を動かすのが苦手
- 「すぐに結果が出ないと嫌」という傾向がある
エンジニア転職の準備、どこまで進んでいますか?
まとめ|未経験エンジニア転職は「準備の質」で勝敗が決まる
未経験からのエンジニア転職は、20代なら十分に現実的な選択肢です。ただし「スクールに通えば転職できる」という甘い話ではなく、ポートフォリオの質・応募数・学習継続の3つが揃って初めて転職が実現します。
最初の転職は「エンジニアとして働くスタート地点に立つ」ことです。年収が一時的に下がっても、2〜3年で急速に伸びる可能性がある職種です。今から動き出すことが、5年後のキャリアを大きく変えます。
この記事のポイント
- 20代の未経験エンジニア転職は、IT人材不足を背景に十分実現可能
- 準備期間は6ヶ月〜1年が現実的な目安
- スクール vs 独学は「向いている人」が違う。自己分析して選ぶ
- ポートフォリオの質が書類選考突破の最大の武器になる
- 最初の年収は下がることもあるが、2〜3年で急伸するキャリアパスがある



私がプログラミングを学んだのは25歳のときです。今この記事を読んでいるあなたは、動くチャンスがある年齢のはず。まず方向性を決めて、最初の一歩を踏み出してみてください。







