【整理】AIエンジニアとWebエンジニアの違い|未経験から目指すならどちらかをハルキが整理する

AIエンジニアとWebエンジニアって、どう違うんですか?転職するならどちらを目指せばいいのか、全然わからなくて…

「AIエンジニアになりたい」「でもWebエンジニアとどう違うのかよくわからない」。エンジニア転職を考え始めた人から、このような相談をよく受けます。

この2つ、名前は似ていても求められるスキルも、日常の仕事内容も、学ぶべきことも全く違います。どちらを目指すかを間違えると、数ヶ月の学習が無駄になりかねないんです。

転職エージェントとして年間100名以上のキャリア相談に対応してきたハルキが、両者の違いを整理して、未経験からどちらを目指すべきかを一緒に考えます。

この記事でわかること

  • AIエンジニアとWebエンジニアの仕事内容・スキルの違い
  • それぞれに必要な学習内容と難易度の比較
  • 年収・将来性・求人数の現状
  • 未経験からどちらを選ぶべきかの判断基準
  • 向いている人の特徴とハルキが転職相談で見てきた傾向
目次

AIエンジニアとWebエンジニア、そもそも何が違うのか

まず「そもそも何が違うのか」を整理するところから始めましょう。言葉として聞いたことがある人でも、具体的に何をしている人なのかはっきりイメージできていないケースがほとんどです。

AIエンジニアとは?

AIや機械学習・深層学習の技術を使って、予測モデルや画像認識・自然言語処理などのシステムを開発するエンジニア。Pythonを中心に、統計・数学・データサイエンスの知識が求められる。開発する成果物は「動くWebサービス」というよりも「判断や予測を行うモデル」であることが多い。

Webエンジニアとは?

Webサービス・アプリケーションの開発・運用を担当するエンジニア。フロントエンド(画面側・HTML/CSS/JavaScript)とバックエンド(サーバー・データベース側・Ruby・PHP・Pythonなど)に分かれる。「ユーザーが操作できる実際の画面やサービス」を作ることが主な仕事。

AIエンジニア

Python・機械学習・統計・数学が必須。データを使って「判断する仕組み」を作る。研究・分析寄りの職種も多い。

Webエンジニア

HTML/CSS・JavaScript・バックエンド言語が必須。「使えるサービス・画面」を作る。求人数・転職難易度ともに未経験に現実的。

一言でいうと、AIエンジニアは「データで予測・判断する仕組みを作る人」、Webエンジニアは「人が使えるサービスや画面を作る人」です。同じ「エンジニア」という言葉がついていますが、やっていることはかなり異なります。

AIエンジニアに求められるスキルと学習内容

AIエンジニアを目指す場合、プログラミングだけ学べばいいわけではありません。技術的なハードルがWebエンジニアよりも高いのが現実です。具体的に何が必要かを確認しておきましょう。

1
Python(必須言語)
機械学習・データ分析に使われる最重要言語。NumPy・Pandas・TensorFlow・scikit-learnなどのライブラリの扱いも必要になる。
2
数学・統計の知識
線形代数・微積分・統計・確率の基礎。「なぜこのモデルが機能するのか」を理解するために不可欠。Webエンジニアにはほぼ不要な知識領域。
3
機械学習・深層学習の理解
教師あり・なし学習、ニューラルネットワーク、CNN・RNNといったアーキテクチャの基礎。実装だけでなく「なぜそうなるか」の理論理解も求められる。
4
データ処理・分析スキル
SQLでのデータ抽出、前処理・クレンジングの経験。「使えるデータ」を整える作業が実務の大部分を占めることも多い。

AIエンジニアの学習量は、Webエンジニアと比べて多く、未経験から実務に就けるレベルに達するまでの時間は1〜2年以上かかるケースが多いんです。「AIが熱い」という理由だけで飛び込むと、学習の途中で壁にぶつかりやすいので注意が必要です。

Webエンジニアに求められるスキルと学習内容

Webエンジニアは、フロントエンドとバックエンドで必要なスキルが分かれます。未経験から転職を目指す場合は、まずどちらの方向に進むかを決めてから学習をスタートするのが現実的です。

1
HTML・CSS・JavaScript(フロントエンド)
画面に表示される部分を作るための基礎3言語。ReactやVue.jsなどのフレームワーク習得まで進めると市場価値が上がる。
2
バックエンド言語(Ruby・PHP・Pythonなど)
サーバー側の処理・データベース連携を担当。Rubyなら「Railsで30分以内にアプリを動かす」ところから始めることができる。
3
SQL・データベース操作
MySQLやPostgreSQLを使ったデータの取得・更新。実務で必ず使うので基礎は必須。AIエンジニアとの共通スキル。
4
Git・GitHub(バージョン管理)
チームで開発する際の必須ツール。独学・スクールどちらでも早い段階で触れておくべきスキル。

Webエンジニアの場合、集中して学習すれば6ヶ月〜1年程度で転職できる人も多く、未経験転職の難易度という意味ではAIエンジニアより現実的なルートと言えます。プログラミングスクールの転職支援も充実しており、サポートを活用しやすい環境が整っています。

📝 ハルキの体験談

私自身、Webのスキルをプログラミングスクールで6ヶ月かけて学んだ経験があります。最初は「AIのことも学ばなくていいのか」と不安でしたが、まずWebの実務経験を積んでからAIに進むルートの方が現場では多いことに気づきました。焦ってAI領域に飛び込むより、まずWebの基礎を固めることが結果的に近道になることがほとんどです。

焦ってAIから入ることもできます。でも多くの場合、Webの実務経験がある人の方が、AIへの応用もスムーズにいくんですよね。

仕事内容・職場環境・年収の実態比較

スキルの違いだけでなく、実際の仕事環境や年収の違いも気になるところでしょう。転職支援の現場で確認してきた実態をもとに整理します。

AIエンジニア・年収
500〜900万円
Webエンジニア・年収
400〜700万円
未経験求人数の比較
AI<<Web

年収の水準だけ見るとAIエンジニアが高い傾向があります。ただし、これは一定以上の実力者の話であり、未経験での転職直後は両者ともさほど変わらないことがほとんどです。むしろ未経験での求人数を比べると、Webエンジニアの方が圧倒的に多く、入り口の広さが違います。

職場環境という点では、AIエンジニアはデータサイエンティストや研究者と近い距離で働くことが多く、大企業・スタートアップの差が大きいです。Webエンジニアは中小のWeb制作会社からSaaS企業・メガベンチャーまで幅広い会社で活躍でき、職場選びの自由度が高いのも特徴です。

でも、AIってこれから伸びる分野ですよね?将来性を考えたらAIを選んだ方がいいんじゃないですか?

確かにAIは将来性があります。でも「将来性が高い=未経験で転職しやすい」は別の話なんです。Webエンジニアとして実務経験を積んだ後にAI領域へシフトする人も多いので、最初のルートを間違えないことの方が大事ですよ。

未経験からどちらを目指すべきか

ここが一番気になるポイントだと思います。ハルキの経験をもとに、判断基準を整理しました。

ハルキの結論:まず「Webエンジニア」から入ることをすすめます

未経験からAIエンジニアを直接目指すのは難易度が高く、求人の数も少ない。Webエンジニアとして実務経験を積んだ後にAIへ移行するルートの方が、現実的で安定しています。

ただし、これはあくまで「未経験転職」という観点からの話です。以下の条件に当てはまる人なら、最初からAIエンジニアを目指すことも現実的です。

1
理系・数学が得意な人
大学・大学院で統計・情報系を専攻していた場合は、AIエンジニアへのルートが現実的。専門知識のアドバンテージが活かせる。
2
データ分析の実務経験がある人
マーケターや研究者としてデータを扱ってきた経験があれば、その延長線上でAIエンジニアを目指しやすい立場にある。
3
2年以上の学習期間を確保できる人
仕事を続けながら学ぶにしても、Webエンジニアより長い準備期間が必要。時間を確保できる環境が整っているかを先に確認する。

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AIエンジニア・Webエンジニア、それぞれに向いている人

スキルや年収の話だけでなく、「性格・興味・目的」の面からも向き不向きは分かれます。どちらを目指すか迷っている人は、以下を参考にしてみてください。

AIエンジニアに向いている人
  • 数学・統計に拒否反応がない
  • 「なぜこうなるのか」を突き詰めたい
  • データを分析・解釈することが好き
  • 研究・開発系の職場に興味がある
  • 長期的なキャリアでAI・ML領域に深く関わりたい
Webエンジニアに向いている人
  • 「作ったものがすぐ動く・見える」が好き
  • 半年〜1年以内に転職したい
  • 幅広い会社・職場の選択肢を持ちたい
  • フリーランスやリモートワークも視野にある
  • まずエンジニアの実務経験を積みたい

「AIが注目されているから」「なんとなく将来性が高そうだから」という理由だけでAIを選ぶのは、学習のモチベーションが途中で続かなくなるリスクが高いんです。自分が「何を作りたいか」「どんな仕事に関わりたいか」を軸に選ぶことをおすすめします。

ハルキが転職相談で見てきた傾向

年間100名以上のキャリア相談に対応してきた中で、エンジニア転職を検討している人に共通するパターンが見えてきました。

📝 ハルキの体験談

「AIエンジニアになりたい」と相談に来た方の多くが、最初はAIとWebの区別がついていません。話を深掘りすると「作ったものが動くのが見たい」「ユーザーに使ってもらえるサービスを作りたい」という方が8割程度。その場合、Webエンジニアの方が目標に合っていることがほとんどです。逆に「データで何かを予測・分析したい」「機械学習に興味がある」と話せる方は、AIエンジニアの道を真剣に検討できる段階にあります。

⚠️ 注意してほしいこと

「AIを学べばWebエンジニアより稼げる」というイメージで方向を決めるのは危険です。AIエンジニアの高年収は、相当な専門性と実績を持つ人の話。未経験転職の初年度年収は、WebもAIも大きく変わらないことがほとんどです。まず「何を作りたいか」「どんな仕事をしたいか」を基準に選んでください。

自分に合う方向を確認しましょう

□ 数学・統計が苦手ではない → AIエンジニアルートも検討できる
□ 半年〜1年で転職したい → まずWebエンジニアを選ぶ
□ 「動くものを作りたい」が強い → Webエンジニアの方が合っている
□ 「データで予測・分析したい」が強い → AIエンジニアの方向で学習を検討する

まとめ|まず自分の目的から選ぼう

AIエンジニアとWebエンジニアの違いを整理してきました。どちらを選ぶかは「今の自分の状況・興味・目的」によって変わります。

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まず「何を作りたいか」を決める。それがエンジニアとして最初に必要な一歩です。

AIもWebも、どちらも素晴らしいキャリアです。でも「なんとなくAIの方が稼げそう」で飛び込むより、自分の目的に合った道を選んでほしいんです。まず一歩踏み出すことが何より大切ですよ。

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