【検証】TOEIC700点を取ったら転職はどう変わるか/スコアが採用・年収交渉に与える現実的な効果

「TOEIC700点を目標に勉強してるんですが、転職でどれくらい効果があるのかよくわかってなくて。本当に有利になるんですか?」

TOEIC700点は「英語力のある人材」として転職市場でよく言及されるスコアです。でも「TOEIC700点を取れば転職が有利になる」という話を鵜呑みにするのは危険です。業種・職種・会社によって、TOEICスコアの重要度は大きく異なります。

私はキャリアアドバイザーとして、英語力を武器に転職しようとする20代〜30代を多く見てきました。その経験から「TOEIC700点が本当に効くケースと効かないケース」を正直に話します。

この記事でわかること

  • TOEIC700点が転職で本当に効果のある業種・職種
  • スコアが採用・年収交渉に与える現実的な影響
  • 英語スキルで転職を有利にするための正しいアプローチ
目次

TOEIC700点の「市場における位置づけ」を正しく理解する

まず数字の解釈から整理します。TOEICのスコア分布を見ると、受験者全体の平均点は約590〜620点程度です。700点は受験者の上位30〜35%前後に位置し、「英語が使える人材」として十分アピールできるレベルです。

ただし大手企業・グローバル企業では730点以上を応募要件にしているケースが多く、700点ではむしろ「足切りをギリギリ超えるかどうか」のラインになることもあります。「TOEIC700点があれば英語系の転職ができる」というわけではなく、目標とする企業・職種によって求められるスコアが異なります。

「相談に来る方でよくあるのが、『TOEIC700点取ったのに書類でことごとく落ちる』というケースです。スコアより、実際に英語を使った業務経験の方が採用担当者には刺さります。」

TOEIC700点が「本当に効くケース」

転職市場でTOEIC700点がプラスに働くケースには、特徴があります。

効くケース①:英語力が「あるといい」程度の職種

営業・総合職・一般事務などで「英語対応ができると嬉しい」レベルの企業では、700点は十分な差別化になります。競合する他の候補者がTOEICスコアを持っていない場合、大きなアドバンテージになります。

効くケース②:給与テーブルにTOEICスコアが含まれる企業

一部の大手企業ではTOEICスコアによって給与・昇進評価が変わります。「英語力を評価する制度がある会社」への転職を狙う場合は、スコアが年収に直結します。

効くケース③:未経験転職の際に「ポテンシャル」を示す手段として

異業種転職では「即戦力スキルがない」のが弱みになりますが、TOEICスコアがあることで「自己投資している人材」として見てもらいやすくなります。

TOEIC700点が「効かないケース」

一方、TOEIC700点があっても転職への影響が薄いケースもあります。

TOEICが重視されないケース

英語がまったく不要な職種・業界(製造業の現場・国内専業の中小企業など)では、TOEICスコアはほぼ評価されません。また、グローバル企業での営業・海外対応職では「TOEICスコアより実際に英語を話せるか」が優先されます。

効かないケース①:英語実務経験がないと評価されないケース

外資系・グローバル企業の面接では「TOEIC750点あります」より「海外クライアントとのメールを担当していました」の方が圧倒的に評価されます。スコアだけでは通用しない企業が、実は多いです。

効かないケース②:英語不要の職種・業界

エンジニア職でもバックエンドの国内プロダクト開発などは英語不要のケースが多いです。「英語ができるエンジニア」を求めるのはグローバル展開している企業に限られます。

「じゃあTOEICって意味ないってことですか?がっかりしました…」

「意味がないわけじゃないです。『どんな企業・職種を狙うか』によって意味が変わる、ということです。スコアを取ること自体は間違いではなく、ターゲットの設定が重要。」

「スコア」だけに頼らず、英語スキルで転職を有利にする方法

転職でTOEICスコアを最大限活かすには、スコアを「証拠」として使いながら、実際の英語運用力を示すことが重要です。

アプローチ①:TOEICスコアに「英語を使った実績」を添える

「TOEIC720点。英語のメール対応を週10件担当」「TOEIC740点。海外展示会での通訳補助を経験」など、スコアと実績をセットで伝える形にする。スコアだけより大幅に説得力が上がります。

アプローチ②:スピーキング力を伸ばす

TOEICは読み・聞きのテストです。転職市場で高く評価されるのは「話せる・書ける」実務力です。オンライン英会話で週3回以上練習することで、面接での英語デモンストレーションに自信が持てます。

アプローチ③:英語を使う機会を今の職場で作る

転職前から英語メールを担当する・社内の英語プロジェクトに参加するなど、今の職場で「英語を使った経験」を作っておくことが、転職時の強力なアピールになります。

TOEICで転職を有利にする公式

TOEIC700点台のスコア + 英語を使った実務経験 = 転職で強力な武器になる

目標スコアの設定:700点 vs 730点 vs 800点

どのスコアを目指すかは、ターゲットとする企業・職種によって変わります。目安を整理します。

600〜700点
国内中小企業・英語が必要な場面が少ない職種
「英語ができる」という印象には十分
730〜800点
大手企業・英語対応ありの職種
応募要件のスタンダード
860点以上
外資系・グローバル展開企業
ハイレベルなキャリアチェンジ

「とりあえず700点を目指す」ではなく、「転職したい企業・職種がどのスコアを求めているか」を先に調べてから目標設定するのが効率的です。求人票に「TOEIC◯◯点以上」と書いてある場合は、それを目標にする。書いていない場合は730点が汎用的な目安になります。

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転職でTOEICを活かす準備、できていますか?

□ ターゲット企業を先に決める → 必要スコアから逆算して目標設定
□ スコアに実務経験を添える → 「TOEIC◯点+英語を使った経験」がセット
□ スピーキング力も磨く → オンライン英会話で面接対応力を上げる

まとめ:TOEICは「使い方」次第で転職の武器になる

TOEIC700点が転職に与える効果は「どんな企業・職種を狙うか」によって大きく変わります。英語力を必要としない職種では効果が薄く、グローバル展開企業では730〜800点以上が求められます。スコアだけでなく「実際に英語を使った経験」を添えることが、採用担当者への説得力を高めます。

スコアは「ドア」を開ける鍵。実際に部屋に入るには「英語を使える力」が必要。

「TOEICのスコアを上げながら、同時にオンライン英会話でスピーキング力を磨くのが最短です。転職でしっかり使える英語力を一緒に作っていきましょう。」

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